「NEWSの中で思い出深い一曲は何ですか?」とファンに聞くと【フルスイング】という答えが多く返ってくるほどNEWSにとって関わり合いの深い一曲です。
フルスイングが発売されたのは2012年、表題曲ではなく「チャンカパーナ」のカップリングとして収録されている曲です。
2012年というとNEWSにとっては大きな変化のあった年ですよね。
もともと9人グループだったのが6人となり、その後関ジャニ∞の掛け持ちをしていた錦戸亮、俳優としての仕事が増えた山下智久の2人が脱退し4人に・・・。
一年間の休業もあり解散の声も囁かれていた中、再出発を決めた4人の思いが込められているのがこの「フルスイング」なんです。
音楽番組で生披露をし、番組出演者からも「これからも頑張ってほしい・・・。」と涙ぐむ場面もあり、メンバーだけでなく周りにも感動を与えました。
4人となったNEWSはその後も低迷することなく活躍を続け、2014年には24時間TVのメインパーソナリティーを務めました。
その際にもこの「フルスイング」を熱唱する場面があったのですが、まさかの増田貴久が歌い出しで泣いてしまうというハプニングが!それほど思い入れのある曲なんだな、と思いました。
その後のコメントで増田貴久は
「時間を戻してもらえるならもう一回歌いたいです。」
と照れた表情を見せました。
最後にちょっとだけ歌詞について触れてみましょう。
「二度と戻ることのない 日々を憂うより 少しでも少しでも 明日を願おう」
「ためらいの果てに前を向いて 自分に挑みたい」
4人になってしまった不安や寂しさもあり、それでも前に進もうという気持ちが歌詞全体に込められていますよね。
歌詞について「誰かの背中を押すような歌にしたい」という気持ちも込められています。